60歳の戯言

ゲッターズK

 「60歳を迎えることができました…」と良さん。

 高校生の頃、たぶん名演小劇場で聞いたことがある。
 「えぇ、三十路を迎えました」。


 どれだけ 聴いてきたのだろう。

 出会いは14歳だった。
 『アウトオブマインド』の頃。
 「こんばんはお月さん」がずっしり入り込んできた。

 20代の初め頃。嵐の日、真夜中の公園で酔っ払って滑り台を滑りまくっていた。頭の中は「こんばんはお月さん」が回りまくっていた。

 今日も聴けた。

 『アウトオブマインド』のなかの唄が一番、多かった。

 どれだけ どれだけ 聴いてきたのだろう。


 中学生のころ、ずいぶんなわがままを吐き出して、亡夫にステレオを買ってもらった。4チャンネルのを。

 この齢になると、会いたい人は恋の相手ではなくなっている。


 高田渡の「生活の柄」が唄われた。
 みんなも唄った。

 
 2度目のアンコール。
 ラストは「教訓」だった。


 
 節分なんだよねぇ。豆まき、ガキの頃以来か?とんと記憶にない。

 年の数だけ食べるのは、よした方がいい人がほとんどだった。


 途中、一度、メールを打った。高校の同級生に。
 加川良空間にいる喜びをわかってくれる相手はそうそういない。



 帰りしな、少しだけ会話を交わした。
 良さんのライヴはたぶん20年ぶりぐらい。当時、便所で出くわした。連れション状態やね。もちろん、覚えてもらっているわけではないが。
 昔からの知人のような話し方をしてくれる。懐の深い話し方をしてくれる。

 あのね、この人、すごいよ。響くよ。

 誘ってくれたちゃぁリんにはとにもかくにも感謝です。

 
今池の得三にて