プレイバック東海公営~東海桜花賞1997年

ゲッターズK
★順当勝ちハカタダイオー
第37回東海桜花賞

 5月5日、第37回東海桜花賞(SPⅠ、ダ1900)が名古屋競馬場、重馬場、12頭立てで争われた。筆者は◎ハカタダイオー、○ライデンスキー、▲ライフアサヒ、△ロイヤルミカオー、×ヘイセイイーグル。
 かつては中京・芝2000mで行われていた東海公営の名物ともいえるレース。たとえばジュサブローのように、ここを足がかりに中央の舞台へと飛躍を遂げたケースもある。トミシノポルンガしかり、タイプスワローしかり。経済的な理由から残念ながら、中京開催がなくなってしまった。それでも、春のチャンピオン決定戦という意味合いはあった。それが、今年は4月29日に笠松でオグリキャップ記念。有力メンバーが分散してしまい、興味半減、必然的に手薄なメンバーになってしまった。
 レース結果も至極、順当なもの。2番手につけたハカタダイオー(牡5、父ブラックスキー、母キクカビクトリー)が向正で逃げるハクリュウセンプー(牡9、父ホスピタリテイ、母ホクテンオール)を捕まえ、早くも楽勝態勢。これについていけたのはライデンスキー(牡8、父ワカオライデン、母シャダイナシュア)だけ。2頭で後続に水をあける。ライフアサヒ(牡7、父ライフタテヤマ、母アサヒロゼット)に以前の覇気がないとなれば、差してこれるだけの脚がある馬は他にいない。ハカタダイオーにライデンスキー。それぞれがセフティリードを保ったまま、順当な決着になった。
 ハカタダイオーは器用さがないので、名古屋大賞典のようにゴチャつく位置取りだと力を出し切れないケースはあるが、今日のようなすんなりした競馬なら安心して見ていられる。おそらく、今の東海公営でナンバーワンの実力馬だろう。「名より実」をとったわけだが、ナンバーワンの馬として、やはりオグリキャップ記念(ダ2500)で中央勢を迎え撃って欲しかった。ブラックスキー×ミシシッピアンで昨年の暮れには東海ゴールドカップ(ダ2500)を制覇。距離も望むところなのだから・・・。

 ハカタダイオー:牡5歳、父ブラックスキー、母キクカビクトリー、母の父ミシシッピアン。馬体重502kg。所属:笠松・柳江明厩舎。馬主:戸部洋氏。生産者:村下義等氏(北海道浦河)。戦績:22戦9勝(北海道9戦3勝)。総収得賞金:8201万6千円。主な勝ち鞍:東海桜花賞、東海ゴールドカップ、マイル争覇、駿蹄賞。