プレイバック東海公営~全日本サラブレッドカップ1998年
☆全日本サラブレッドカップ
第9回全日本サラブレッドカップ(G3・1400m.指定交流.別定)が笠松競馬場、良馬場、10頭立てで行われた。他地区からの遠征馬は中央がストーンステッパー、トーヨーレインボー、バトルライン、水沢からサカモトデュラブ、高崎からビッグショウリ、大井からカガヤキローマン。
昨年から1400mに距離が設定されたが、これは大正解だと思っている。小回りコースの長距離戦は何度もコーナーを回って、長距離=スタミナという本質からかけ離れたレースになりがち。今年の春のオグリキャップ記念が典型的な例。やっぱり本質の適性が問われるレース形態であるべきだろう。
ハナを切ったのは予想されたとおりサカモトデュラブ。ただ、外枠から強引にインに切れ込んでいったため、みにくいばかりのゴチャつきがあって、イズミホーガン、ビッグショウリは大きな不利を受けた。審議にすらならなかったのは恥ずかしい話だ。
好位にトーヨーレインボー、ストーンステッパー、カガヤキローマン、バトルライン、その後ろにビッグショウリ。道中、スムーズにいっていたのがトーヨーレインボー、バトルライン。カガヤキローマンは内々に入り込んでしまって、何だか走りづらそうだ。サカモトデュラブは向正すぎで早々と脱落していく。トーヨーレインボーは手応えだけはあるのだが、体がついていかない感じ。バトルラインが4角あたりで早くも先頭をうかがう態勢で、ストーンステッパー、ビッグショウリが追撃態勢だが、手応えが違いすぎる。カガヤキローマンは内々でもがいていたのと、58キロの影響もあったかあまり反応がよくない。直線に向かうとほぼ大勢は決した感じ。バトルラインがゆうゆうと1着に。ストーンステッパーとカガヤキローマンの2着争いだったが、カガヤキローマンは追いすがるだけで斬れる感じはまったくない。ストーンステッパーの粘り込みをとらえきれなかった。
勝ったバトルラインはレース前にアクシデントがあった。笠松のパドックは特異な形態。正面スタンド前の内場場にある。不慣れな状況に気をつかったのか、イレ込んで大変だった。レース後の藤田騎手も不慣れな状況ゆえという話をしていた。
「笠松の馬場はあうと思っていました」とも語っていたが、このあたりは『大全』等でいろんな人がすでに何度も指摘している。Damascus の系統で、パワーで押していくタイプ。公営競馬の力のいる馬場向きの馬だ。これで、1400mは4戦4勝になったが、これもゴリゴリ押していくスタイルがこの距離にマッチするのだろう。
2着のストーンステッパーは根岸Sからの連闘。絞れてくれば、という期待感はあったのだが、逆に6キロのプラス体重だった。このあたりを踏まえれば、まずは善戦の部類としていいのではないか。
3着のカガヤキローマンはレース前から58キロの斤量が気になっていた。せっかくの交流重賞。「タラレバ」の条件なんてない方がいい。真の力勝負が望ましい。馬齢戦にした方が、いっそすっきりとしている。
7着に凡走したトーヨーレインボーは休み明け緒戦だった。種牡馬入りの話がある馬。全日本サラブレッドカップあたりは特に欲しいタイトルでも何でもあるまい。昨年のこの時季はマイルチャンピオンシップに出走。そういった路線を組めなかったあたりが今の体調、脚元の具合を物語っているのだろう。今日は最後は、流していただけにみえた。
※レース結果
毎週、木曜日の定期便にしてきた『プレイバック東海公営』。某週刊誌、月刊誌に書いてきた東海公営の記事で、PCに残っていたものの再掲載である。残念?ながら、今回が最終回です。この年、1998年の12月を最後にいろいろな軋轢から、極めて不本意ながら記事を書くのが不可能になってしまったから。他にもいくつかのコーナーで連載記事を書いていたが、当時、読者の方からいただいたメールになぐさめられたし、こちらの意図するところを理解してくださった方々がいたのがうれしかった。
改めて昔の拙文を読む機会となったのだが、結構、やっつけの文章やなあ、と自己嫌悪もありながら、当時の状況や事実を「へぇ~」と振り返ることができたりもした。
リアルな皮膚感覚をもちながら史実を残していくのは、改めて大切なことですなあ。
来週から何をしようかあ。他の連載記事の再掲載という手もあるが、古~い、生写真を残していきたい、公衆の目に残したい、という気持ちもありき。イットーもあったよな。しかし、デジ接写ではちょいとキツイか。う~ん。考え中…。
第9回全日本サラブレッドカップ(G3・1400m.指定交流.別定)が笠松競馬場、良馬場、10頭立てで行われた。他地区からの遠征馬は中央がストーンステッパー、トーヨーレインボー、バトルライン、水沢からサカモトデュラブ、高崎からビッグショウリ、大井からカガヤキローマン。
昨年から1400mに距離が設定されたが、これは大正解だと思っている。小回りコースの長距離戦は何度もコーナーを回って、長距離=スタミナという本質からかけ離れたレースになりがち。今年の春のオグリキャップ記念が典型的な例。やっぱり本質の適性が問われるレース形態であるべきだろう。
ハナを切ったのは予想されたとおりサカモトデュラブ。ただ、外枠から強引にインに切れ込んでいったため、みにくいばかりのゴチャつきがあって、イズミホーガン、ビッグショウリは大きな不利を受けた。審議にすらならなかったのは恥ずかしい話だ。
好位にトーヨーレインボー、ストーンステッパー、カガヤキローマン、バトルライン、その後ろにビッグショウリ。道中、スムーズにいっていたのがトーヨーレインボー、バトルライン。カガヤキローマンは内々に入り込んでしまって、何だか走りづらそうだ。サカモトデュラブは向正すぎで早々と脱落していく。トーヨーレインボーは手応えだけはあるのだが、体がついていかない感じ。バトルラインが4角あたりで早くも先頭をうかがう態勢で、ストーンステッパー、ビッグショウリが追撃態勢だが、手応えが違いすぎる。カガヤキローマンは内々でもがいていたのと、58キロの影響もあったかあまり反応がよくない。直線に向かうとほぼ大勢は決した感じ。バトルラインがゆうゆうと1着に。ストーンステッパーとカガヤキローマンの2着争いだったが、カガヤキローマンは追いすがるだけで斬れる感じはまったくない。ストーンステッパーの粘り込みをとらえきれなかった。
勝ったバトルラインはレース前にアクシデントがあった。笠松のパドックは特異な形態。正面スタンド前の内場場にある。不慣れな状況に気をつかったのか、イレ込んで大変だった。レース後の藤田騎手も不慣れな状況ゆえという話をしていた。
「笠松の馬場はあうと思っていました」とも語っていたが、このあたりは『大全』等でいろんな人がすでに何度も指摘している。Damascus の系統で、パワーで押していくタイプ。公営競馬の力のいる馬場向きの馬だ。これで、1400mは4戦4勝になったが、これもゴリゴリ押していくスタイルがこの距離にマッチするのだろう。
2着のストーンステッパーは根岸Sからの連闘。絞れてくれば、という期待感はあったのだが、逆に6キロのプラス体重だった。このあたりを踏まえれば、まずは善戦の部類としていいのではないか。
3着のカガヤキローマンはレース前から58キロの斤量が気になっていた。せっかくの交流重賞。「タラレバ」の条件なんてない方がいい。真の力勝負が望ましい。馬齢戦にした方が、いっそすっきりとしている。
7着に凡走したトーヨーレインボーは休み明け緒戦だった。種牡馬入りの話がある馬。全日本サラブレッドカップあたりは特に欲しいタイトルでも何でもあるまい。昨年のこの時季はマイルチャンピオンシップに出走。そういった路線を組めなかったあたりが今の体調、脚元の具合を物語っているのだろう。今日は最後は、流していただけにみえた。
※レース結果
毎週、木曜日の定期便にしてきた『プレイバック東海公営』。某週刊誌、月刊誌に書いてきた東海公営の記事で、PCに残っていたものの再掲載である。残念?ながら、今回が最終回です。この年、1998年の12月を最後にいろいろな軋轢から、極めて不本意ながら記事を書くのが不可能になってしまったから。他にもいくつかのコーナーで連載記事を書いていたが、当時、読者の方からいただいたメールになぐさめられたし、こちらの意図するところを理解してくださった方々がいたのがうれしかった。
改めて昔の拙文を読む機会となったのだが、結構、やっつけの文章やなあ、と自己嫌悪もありながら、当時の状況や事実を「へぇ~」と振り返ることができたりもした。
リアルな皮膚感覚をもちながら史実を残していくのは、改めて大切なことですなあ。
来週から何をしようかあ。他の連載記事の再掲載という手もあるが、古~い、生写真を残していきたい、公衆の目に残したい、という気持ちもありき。イットーもあったよな。しかし、デジ接写ではちょいとキツイか。う~ん。考え中…。
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