駿蹄賞の日

「ご飯、行きましょう」と半ば、強引に引っ張られていった競馬場の食堂。“あそこ”の2Fです。競馬場の職員、調教師、騎手等が開催中に昼飯を取ります。厩務員の食堂だけは、なぜだか分かれています。
今でこそ、ありとあらゆる関係者と幅広くお付き合いさせてもらっておりますが、当たり前のことながら最初からそうだったわけではありません。最初の一歩はこの食堂だったかもしれません。
根が人見知りで、引っ込み思案で(断じて否定は受け付けませぬ)、人あたりもいい方ではありません。昼休みに意識してここへ通うようにしているうちに、調教師さんたちが、顔を覚えて、声をかけてくるようになった記憶があります。どこの人間かわかるように、少々、暑くとも無理をして社名入りのジャンパーを着ていったものでした。最初に仲良くなったY調教師とは、開催が終わるたびに飲みにいっていたのが、懐かしい情景です。今よりはウンと関係者が潤っていたから。
「わしはもう、いくら食べても○ン○ンまでは栄養が回らんわ」と高笑いしていたのはS調教師。時折、ゴチにもなりました。
乗り役たちの食事風景には減量の悲哀があふれるときもあり、かたわらで「食いづらいよなあ」と思ったこともしばしば。
現調教師のI元騎手の減量苦は有名。ラーメンを注文しながら、「腹は減っているけど、体が汁しか受け付けない」とこぼしていたこともあったにゃ。
今日の私の注文はころきしめん。昔はなかったメニュー。業者も変わっているから。
職員のひとたちとウダウダ話。
予想屋さんの大会をという話。予想屋さんサイドでは、条件付ながら「OK」が出ているようだ。
パドック解説の話にもなった。是非については、ここでは伏せておいた方が無難なのだろう。
「インカムをつけて、オレが中の様子をファンに伝えるよ。全レース、勝利騎手インタビューをやったていいよ」と軽くぶちまけてきた。実験をする必要性はあるが、「技術的には可能だろう」ということだ。
駿蹄賞。。。。。厩務員さんとのやりとりのとおり、ペアーネオは今ひとつの状態やったなあ。
いく枚かまだ皮をはぎとれそうには思えたが、馬自体は器が違ったスコッツデール。中央での相手関係からしても、圧倒するシーンすら期待していたのだが、何とも後味の悪い結果になった。
懸念していた弱点を露呈した面は確かにある。大きな走りだから、小回りは根本的に不向き。コーナーで置かれて直線に向いてからようやく伸びる形。しかしゴール前で不利。見た目の派手さやアクションだけで、裁決を判断してはいけません。意識的に寄せてきたと言われても仕方のないミラージェネスの御し方。「しゃ~ない」と苦笑いではすませれないもの。審議→降着の方が個人的にはスムーズだった。
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